North East Corridor, Asbury Park, NJ →Manhattan,NY(FDR Drive)

ニュージャージー(New Jersey)州アズベリーパーク(Asbury Park)の隣町ネプチューン(Neptune)のデイズ・インの朝。Wi-fiで検索してみると、どうやらここはジャック・ニコルソンが育った町。
でわこの窓からシャイニングしてみようかと一瞬考えますが、寝起きでテンションが低く、却下。
そんな事より、朝飯食いにダイニングに行きましょう。ついでに同乗者も起こしますか・・

別の部屋に宿泊中の同行者に窓からシャイニングを・・いやこのご時世洒落にならんわ（；´Д｀）
別に隠してた訳ではなく、紹介する機会を逃していただけで、今回の旅のお供の友人Y野さん。とりあえず、AAはこれにしておきましょうか从｀∀´ﾉ
チェックインの時に、「この人は私の運転手なの」とか言いやがったorz 確かにそうだけどよ（怒 あの時の受付のオネーサンの'Oh・・・'という燐れみと燐便の目つきは、今でも忘れませんｗ
勝手に脳内補完されてる方もいるでしょうが、彼女はただの友人です誤解なきよう＿|￣|○

さて・・今日も元気を出してドライブしましょうか○|￣|＿・・アッシー君（死語）が今走ってるのは、ニュージャージーの海岸部を縦貫するガーデンステート・パークウェイ(Garden State Parkway)。I-なんとかとか、US-なんとかとか付かず、左側の標識内のマークが目印になっている、ちょっと今までの経験の中にないハイウェイ。
この道も昨日走ったニュージャージー・ターンパイク(New Jersey Turnpike)と同様の有料道路。全く東海岸のドライブは、金がかかって仕方ない(；´Д｀)つ�I
金がかかると言えば、この辺のモーテル代金もそう。大した設備やロケーションでもないのに、一泊100ドルは取られると思っていいでしょう。西海岸と比べ、相場が倍近くに感じます・・

そのモーテルについてアドバイス。こちら東海岸でハイウェイの上からそれを探そうと思っても、見つかる事は滅多にありませんので、ご注意を。
実際はランプを降りて一般道を少し走った先に、ひっそり存在しています。西を走っている感覚で成り行き任せでいると、永遠に路上を彷徨う事にもなりかねません。GPSを駆使し検索するか、ハイウェイの休憩所やファストフードに置いてある無料タウン誌を眺める行動が必要でしょう。
さてここからはNJ-440に乗り、東に舵を切り、スタテン島(Staten Island)を目指します。

アウターブリッジ・クロッシング(Outerbridge Crossing)という名の橋を渡った所が、スタテン島。
この島よりニューヨーク(New York)州。道の名もNJ-440からNY-440に変わり、途中でI-278に合流し、しばらく道なりに進む事となります。
さて以前の頁で私は、「大都会ニューヨークの街中のドライブはお勧めしません」と書きました。しかし今から向かうは、その中心地マンハッタン(Manhattan)・・
お前言ってる事とやってる事が違うだろ(*´`ω´)/ いえいえ何事にも例外という物がありまして（；＾ω＾A・・ この先のコースは、車に乗ったままこの巨大都市の美味しい所だけつまみ食いし、かつ複雑怪奇なマンハッタンの下道に嵌る事なく短時間で通過できる、モデルコースなのですｗ
ハードルが高い箇所もありますが、首都高に慣れた方ならば、無問題でしょう。

このスタテン島はロウアー・マンハッタン(Lower Manhattan)のフェリー乗り場から、日に何本も無料フェリーが発着している、ニューヨーカーのベッドタウン。
アメリカでもこんな大都会になってしまうと、通勤も楽じゃなさそうです。よく知られた話ですが、マンハッタン内は集合住宅ばかり。「一戸建て住宅」を見かける事はまずありません。
NYで家を建てるにはこんな所やロングアイランド(Long Island)の郊外にするしかないんだとか・・そういう事を考えると、田畑の残る世田谷区や練馬区のような雰囲気にも思えてきます。
私の様な貧乏人には関係ない話ですがね(`皿´ ) それにしても今日もドライブ日和でなにより。道中でFM局をサーフし、出会った全米ヒットチューンを今回も紹介しましょうか・・

Macklemore & Ryan Lewis / Can't Hold Us (feat. Ray Dalton)
Daft Punk / Get Lucky (feat. Pharrell Williams & Nile Rodgers)
Drake / Hold On, We're Going Home (feat. Majid Jordan)

さて、緑多きスタテン島を後にし、車窓が次第に都会に変貌する様を堪能する事にしましょう。
今渡ってるのはヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ(Verrazano-Narrows Bridge)。スパン長1,298m、流石に後発の明石海峡大橋の1,991mには敵いませんが、米国内では今だ最長を誇る吊り橋。ニューヨークシティマラソンのスタート地点としても有名な場所です(　･ω･)

橋を渡るとブルックリン(Brooklyn)。ここからI-278はブルックリン・クイーンズ・エクスプレスウェイ(Brooklyn-Queens Expressway)と呼ばれる区間となりますが、標識上では'Bklyn-Qns Expwy'と略号で表記されるところに、非常に萌えます(*´Д`)
さてそろそろパッセンジャーシートに座る異性に、「ここからがあなたの為のニューヨーク・・」と、歯の浮くセリフでウザさ満点に、地獄のミサワのキャラに成りきり解説してあげましょうｗｗｗ

从｀∀´ﾉ＜何か言った？
＿|￣|○＜いえ、何でもないです・・
摩天楼もすぐ近く、何だか首都高横羽線のような雰囲気。ブルックリンの港湾地区に立ち並ぶ、年季の入ったビル群を横目に見つつ、一枚。

ようやくマンハッタン(Manhattan)の摩天楼が眼前に展開してきました。
この先I-278（ブルックリン・クイーンズ・エクスプレスウェイ）から別れ、ブルックリン・バッテリー・トンネル(Brooklyn-Battery Tunnel)を通過し、マンハッタンに上陸するルートを取ります。
・・等と、傍から見れば一切の迷いなしにルートを選択しているように見えるかも知れませんが、こんな進路選択GPSなしに俺みたいな一見さんができる訳ないだろ常識的に考えて（ ＴДＴ）

1)走行する前に、通過予定のハイウェイ上を数個所、GPS上の「ウェイポイント」を設定しておく。
2)走行時にGPSを照らし合わせ、まず最初に通過したいウェイポイントへのルートを表示させる。通過する度に次に通過したいウェイポイントを検索し、そこへのルートを表示させる。
3)ウェイポイント通過の際に、2)の繰り返し。
4)以上を涼しい顔でやるとパッセンジャーシートに座る異性から尊敬（過度な期待は禁物）

さて、再度マンハッタン上陸と行きますか・・
全長2,800m、北米最長の海底トンネルである、ブルックリン・バッテリー・トンネルを通過中。
イーストリバー(East River)に架かる橋をどこかで渡るマンハッタンアプローチも検討しましたが、このトンネルを潜る事が、実はマンハッタンの、しかも最南部に到達する最適解。
橋を渡ると眺望はそれなりに良さそうですが、渡り終えたらどうしても下道を通過せざるを得ず、一方通行地獄に嵌り込み、迷子になる事必至。お勧めしません。

トンネルを通過したらそこはロウアー・マンハッタン。一瞬下道に出ますが、そこで慌てる事なく、この「FDR Dr NORTH」と書かれた標識を見つけ、誘導され道なりに進んでください。
ループを1周する途中でもう一度トンネルを潜ります。そこから先が「FDRドライブ(FDR Drive)」。
筆者お勧めの、マンハッタンを貫く風光明媚な高速道路です(　･ω･)

正式名称「Franklin D. Roosevelt East River Drive」。日本人には決して良い印象を持たない、第二次世界大戦時の米国大統領から来た名前。
とは言え下道を走れば複雑にこんがらがってしまうマンハッタンでは、非常に使えるハイウェイ。交差点や信号一切なし。マンハッタン東側を流れるイーストリバーに沿い敷設されているので、景色も良く、マンハッタンの代表的な建造物、特に橋梁群が視認でき、お勧めです。
道なりに進んでみましょう。まず最初に視界に飛び込むのが、先日渡ったブルックリン・ブリッジ(Brooklyn Bridge)。補修中の箇所が目につくのは興ざめですが、仕方ありません。

ブルックリン・ブリッジの直後に現れるのは、マンハッタン・ブリッジ(Manhattan Bridge)。
先に紹介した通り、サブウェイが我が物顔で橋桁の中を通行する姿に、非常に萌えますｗ
この先このイーストリバーに沿って、ニューヨーク市民の生活に密着した橋を確認する事ができ、さながら隅田川川下りの気分ｗ で、北東方面に向かいます。

この辺ロウアー・イーストサイド(Lower Eastside)と呼ばれるマンハッタンの一角。次に見えるは先の二つと似た吊り橋構造の、ウィリアムズバーグ・ブリッジ(Williamsburg Bridge)。
ブルックリンの「B」、マンハッタンの「M」、ウィリアムズの「W」、「BMW」と覚えるといいそうな。
この橋もマンハッタン・ブリッジと同様の鉄道道路併用橋。サブウェイが橋桁を貫通しています。しかし線路はレインボーブリッジの中を走るゆりかもめみたく、橋梁の中心側に敷設されており、ちょっと外からの確認は難しいかもしれません(´･ω･｀)

短い距離に設置されたランプを横目に、小刻みなワィンディングをすり抜けると、何だか気分は首都高C1を攻めているようｗ
NYの東岸に流れる風景の中に、この街の象徴、エンパイア・ステートビル(Empire State Bldg.)も入ってきました(*´д｀*)

そこそこ楽しめるFDRドライブも中盤、ミッドタウン・イースト(Midtown East)まで北上しています。この界隈のランドマーク、国連本部ビル(United Nations Headquarters)を一枚。
有名な建造物にも関わらず、存在感を感じないのは、このビルを横から眺めているせいですが、身も蓋もない事言うと、筆者がこの組織を毛嫌いしてるからそう思う訳なのだな(ﾟ�听)
なおこの先ビルのほぼ真下を通行しますが、上部を巨大な庇で覆われ眺める事はできません。特定国の茶坊主になりくさって大局的に動けﾎﾞｹヽ(`Д´#)ﾉ 毒づきながら通過しますｗ

・・大変失礼致しました＿|￣|○ さてアッパー・イーストサイド(Upper East Side)まで北上すると、川中に大きな島が見えてきます。これがルーズベルト・アイランド(Roosevelt Island)。その島を跨ぎクイーンズに延びる、エド・コッチ・クイーンズボロ橋(Ed Koch Queensboro Bridge)を一枚。
この界隈はTAXI NYの舞台にもなりましたね(´･ω･｀)
エド・コッチとは、有名なジュリアーニ市長の前々任、過去のニューヨーク市長名から来たもの。しかし名誉職のような名は市民に馴染まず、'Queensboro Bridge'で通っているそうです。
そりゃそうでしょう。仮に東京ゲートブリッジが、「猪瀬ゲートブリッジ」に改名させられたとしたら、もう目もあてられないｗ

そろそろマンハッタンの北限(?)、イーストハーレム(East Harlem)。この後I-278に合流するため、ロバート・Ｆ・ケネディブリッジ(RFK Bridge)を渡った後でブロンクス(Bronx)の郊外に到達すると、大都会マンハッタンシティドライブの終演です。
渋滞がなければアズベリーパークからだいたい2時間のドライブ。少々神経をすり減らすポイントもなくもないのですが、ハイウェイに乗りニューヨークを味わえる、お勧めコースだと言えましょう。

(；´Д｀)＜お嬢如何だったでしょうか、「ぼくのかんがえたさいきょうのにゅーよーくどらいぶ」・・
从｀∀´ﾉ＜まあまあかな、苦しゅうない。夜も景色いいかもね。帰りにまた寄りなさい。
＿|￣|○＜いや今でも一杯一杯です。白鳥は一見優雅に泳いでるように見えても実は水面下を泥臭く必死に掻いてるんです夜走るのは勘弁してください＿|￣|○＿|￣|○
・・情けない等と言わないで欲しい。今の社会は男よりも女が強いんだ仕方ないんだ＿|￣|○