Interstate 15 (Zion NP → Las Vegas)

PM4:00のザイオン国立公園(Zion National Park)。往復約3時間半のエンジェルスランディング(Angels Landing)のトレイルからなんとか生還する事ができました・・
再び車に戻ります。疲れてますがひとっ走りしますか・・心は既にラスベガス(Las Vegas)。
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ここからベガスまでは約3時間のドライブ。公園近郊のスプリングデール(Springdale)で見つけたグロサリーストアでエナジードリンクを調達し、ちょっと疲労回復させましょう。
UT-9沿いに残る奇岩の数々。こんな景色ともうすぐお別れつーか、旅も終盤だよな・・そう想うと少々寂しさが募る頃合だったりします(´･ω･｀)・・

ラバーキン(La Verkin)やハリケーン(Hurricane)といった、UT-9沿いに並ぶ小さな町を通過後、たどり着いたのは少し大きなセントジョージ(St. George)の街。
ラスベガスやロサンゼルスみたいな大都市を車で移動すると、精神的にも疲れてしまいますが、この程度の規模の街ならば、僻地の中の良いアクセント。気分転換になっていいものです。
つーかこういうロードサイドに掲げられた意匠を眺めると、落ち着くのは私だけではない筈ｗ
腹も減りましたし、早いですがちょっと休憩にしましょうか・・

せっかくですから、あまり日本人に馴染みのない所に飛び込んでみましょう。
こんな店はどうでしょう。ファイブガイズ(FIVE GUYS)。元々は東海岸発祥のバーガーチェーン。
その美味しさから「西のIn-N-Out、東のFIVE GUYS」と、今や飛ぶ鳥を落とすほどの人気ぶり。
この店舗のように訪ねたい所があると、私は事前にWebで住所を調査しGPSにインプットします。ふと思いついた時に対象がたまたま見つかる事など、皆無ですからね(´･ω･｀)

オーダーの際にトマトやレタス、玉ねぎやチーズ、ケチャップやマスタードなど、トッピングを何も言わないと、パンズにパテのみが鋏まれた悲しい状態で出てくるらいのでご注意を。
面倒くさいと思うのであれば、店側のお勧めチョイス「All The Way」でオーダーしてみましょう。
パテの枚数はデフォルトで2枚。リトルサイズで1枚にしないと、何とも豪快な量で出てきます・・
ラッピングの仕方や盛り付け方が繊細とは言いがたく、無骨な感じがしますが、味はまあまあ。と言うか、日本人と米国人の舌ではどうしても「美味しさ」の基準に違いがあると思うのです・・
写真ではわかりずらいですが、奥のカップはアメリカンサイズでのRegular（日本ではLサイズ）。ポテトの量もそれから察してください。またピーナツが食べ放題・・ですがそんなに食えんてｗ
全く今これだけ詰め込まれたら、ベガスに着いた後何も入らなくなるじゃないか（；´∀｀）

車に戻ります。セントジョージで大幹線I-15に合流し、ラスベガスまでノンストップで飛ばします。LAを起点にしたドライブでは殆ど皆がお世話になるハイウェイだと言っても過言ではありません。にしても実に久々のインターステイト。考えてみればサンタフェ(Santa Fe)以来ですね(´･ω･｀)
街外れでアリゾナ(Arizona)州に突入しました。長らくお世話になったユタ(Utah)州よさらばﾉｼ
実はアリゾナ州内のI-15は絶景区間。同乗者が熟睡中ならば、親切に起こしてあげましょうｗ

幾重にも堆積した地層の麓を縫い、ザイオンの渓谷から連なるヴァージン川(Virgin River)と供に標高を下げつつ下流を目指すのが、アリゾナ州内のI-15の特徴。
この区間は15分もの長時間に渡り連続し、その迫力にただ圧倒されるのみ。
米国にはこんな大陸的風景がたくさんあって羨ましい・・日本に一つ分けてくれてもバチは当たらないんじゃないかと思うのですが如何でしょうか（泣

帽子のないメキシカンハットな岩も視界に入ったりと、グランドサークルの残り香が漂う界隈。
自分の友人のアメリカドライブ仲間が、「ここはアリゾナが『また来いよ』とバイバイしている所」と言ってたのを思い出してしまいました(´･ω･｀)・・
まったくキザな事を言うｗ とは思えど、言い得て妙。君のそういう言語感覚を俺にも分けてくれｗ

無い物ねだりの激しい今日このごろｗ 急勾配区間が終わりました。ここから先は視界が開け、広大なアメリカ大陸を堪能できる区間に変化します。
ですが単に周りの風景にコメントするだけでなく、今からベガス到着までちょっと趣向を変えて、「アメリカドライブあるある」でも挙げてみますかｗ

【レンタカー借り入れ時あるある】
・空港のレンタカーブース到着も、機内で絶賛睡眠不足とか＼(^o^)／ｵﾜﾀ
・事故ると人生終了なので初日は気合で何とかしようと思う。
・いらねえ。アップグレードいらねえって。薦めんな。
・保険の内容を説明してる気がするがヒアリング能力の限界。わかんないけどOKです＿|￣|○
・車の場所まで移動しつつ、もっと英語を勉強すれば良かったと毎度に渡り後悔している。
・この車種かよ(´д｀)・・
・どうしてレンタカーブースからハイウェイに合流するまで、毎度毎度こんなに悩むのか・・
・GPSのスイッチ入れるの忘れてた。早く衛星掴まないと氏ぬ。クロエ早くしろ!(やってます!)

早々にアリゾナと別れ、ネバダ(Nevada)州に入りました。ネバダ州境によくあるカジノ街の一つ、メスキート(Mesquite)郊外を通過しています。

【都心の一般道あるある】
・都心の一般道怖い。
・左折したくないんだよねえ・・
・特に怖いのが一通直後に左折するケース。疲れてると反対車線に吸い込まれそうになる。
・実は右折もちょっと怖い。赤信号だと前に車がいて欲しい。
・俺が先頭かよｗ 「No Turn On Red」がないと行っていいのはマジ情報ですか？
・「あんた赤信号！赤！」「（るっせーな・・）いやこちらじゃ人と車がいないとＯＫなんすよ・・」
・こういう事をいちいち説明するのが面倒なので、正直あまり横に人を乗せたくない。
・とは言えたまには人を横に乗せて運転したい時もある。

【田舎の一般道あるある】
・田舎の一般道怖い。
・制限速度15Mphだた。
・スクールバス大杉。自重しろ。
・つーかお前が自重しろ。
・スクールバスに子供が乗ってるのを見ると、「ホット・フォー・ティーチャー」のPVを思い出す。
・やっぱりアメリカの学校も荒れてて、荒谷二中の加藤みたいな奴がいたりするんだろうか・・
・俺みたいに真面目な性格のガキは大変だ。イジメられないように強く生きて欲しい。
・そんな事ばかり考えて運転してると、つい切なくなる。

そう、そんな事ばかり考えて運転してると、ふとVan Halenを聴きたくなりました・・
まだ陽も高く黄昏れる時間でもないし、「Unchained」、「Mean Street」、「Hear About It Later」等の「戒厳令」からのナンバーをカーステで流すと、テンションが上がるのでお勧め(　 ﾟДﾟ)

【ハイウェイあるある】
・望むときにハイウェイに合流できない。
・望まないのにハイウェイに合流してしまった。
・これってマーフィーの法則なのかなと思う。
・そもそもランプの造りがチープなのだからそこに原因があると思うの。
・緑はイラン。荒野や砂漠が見たい。
・だからって地球温暖化を望んでるわけではないので誤解しないで。
・アクセルを使わず、クルーズコントロールのスイッチで速度調節するのが通との思い込み。
・ファストフードが集合しているレストエリアは砂漠の中のオアシス。不必要に寄らざるを得ない。
・何だかんだでハイウェイを流してる時が、一番気分が落ち着く。
・対向車のヘッドライトを見ると、「あの車は一体何処に行こうとしてるんだろう・・」と、想う。

NASCARの会場の一つ、'Las Vegas Motor Speedway'を通過しつつ、ようやく視界に入ってきた砂漠の不夜城ラスベガスの遠景をスナップ。
でも到着まであと10分はかかるでしょう・・ネオンが煌く夜分にアプローチしたかったと思いつつ、今回もこの街には一泊しかできず時間がないから、仕方ない・・

【その他あるある１】
・「アメリカドライブなんてお金持ってますね」とか言われる事もあるけど、絶対違うと思う。
・と言うか絶対違う。
・君たちは誤解している。
・結婚してないので可処分所得が少しあるだけだと思う。
・その内出版できないかな。
・ライバルは国井律子。
・でもビジュアルで負けている。戦う前から諦めている。

【その他あるある２】
・まあ旅行中は正直いろいろ疲れる事も多く、早く帰りたいと思う事も一度や二度ではない。
・実際ここには書けない嫌な事も経験した。
・でもそういう全てをひっくるめ、今振り返ってみると良い思い出だ（でも腹立つ事は腹が立つｗ）
・「今度一緒に行こうよ」という友人も現れた。
・実際今年そういう友人と一緒にアメリカドライブができた。道中喧嘩もしたが感謝している。
・個人的感想ですまないｗ 何だかんだで一日の終わりにMOTELで休憩してる時が幸せ。
・サイトの読者からのご声援ありがとう。
・とか謙虚に思ってるのに苦言があると何だととか思う。
・冗談ですからｗ
・そんなアメリカドライブの楽しみが、このサイトを通じて少しは伝わればいいかなと思ってます。
・ブルハの「生きているのが素晴らしすぎる」じゃないけど、アメリカドライブは素晴らしすぎる。

さて、今晩お世話になるダウンタウン(Downtown)が近づきました。ランプを降りましょうか・・
さながらランディング間際のパイロットのように緊張しつつも、手元のGPSを確認しつつ、1枚。

何とか無事に到着しました。本日の宿は右の電飾煌びやかなプラザホテル(Plaza Hotel)。
ひとまず車をパーキングに停めて、チェックインしましょう。

ラスベガスのホテル代はウィークデイとウイークエンド、繁忙期や閑散期その他諸々の条件で、価格変動が激しい事でも有名。本日はエクスペディア価格で、何と税込み一泊\1,912也。
出血必至のダンピング価格ｗ カジノで回収するつもりでしょうが人事ながら心配です(；´Д｀)
ホテルの気持ちを代弁するように、わざと不安定なアングルで撮影した訳では、決して、ないｗ

※「Fremont Street Experience 'The Doors' version」を最初から最後まで収録しました。
↑の画像クリックでYoutubeへジャンプします。Play It Loud w

このホテルの正面から延びるダウンタウンの繁華街、フリーモントストリート(Fremont Street)をちょっと散策しましょうか・・
人の流れはすでにストリップ(The STRIP)に移っているらしいのですが、まだまだ人で溢れ返り、実に賑やかでした。やっぺりベガスはこうでなくっちゃ。
久しぶりの電飾ショー、'Fremont Street Experience'を見ます。映し出されたのは'The Doors'。
こんなニッチなテーマでいいのかよｗ と思いつつ、バンドのサイケデリックな映像美がマッチし、なかなか見ごたえのある作品になってました(　･ω･)
やはりアメリカの旅はロックンロールと親和性が高い・・改めて気付かされてしまいます。
さて一通り見終えたら、ストリップに繰り出しましょうか・・